ライカの帰還
- 作者: 吉原昌宏
- 出版社/メーカー: 幻冬舎コミックス
- 発売日: 2007/04/24
- メディア: コミック
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バルナックライカは、タイトルになっている「帰還」するライカも含めたくさん出てくるわけだが、名機 M3 はほとんど(確認したら 1 コマあった)出てこない。ライカ以外にはスピグラにニコン S3M モードラにゼンザブロニカに...とまぁ戦後日本の報道写真の現場、のお話
(M3 の直後のコマに「13 年後のオリンピック」とあるけど計算が合わないような)
ただし解説によると作中でスピグラを使っている箇所のいくつかは作劇上のフィクションで、実際にはライカが使われていた場面であるとか
ところで解説で、グラフ記事の元のタイトル「攀る」に対して「よじる」と読みを付けているけど、(規範的な読みではないかもしれないが)これは「よじのぼ-る」だろう。『風よ。龍に届いているか』で多用されてたからという理由でそう主張するわけでもないが(規範的には『攀(じ)登る』と書くのが正しい)
まぁしかし昨今では「マスゴミの悪業」と叩かれそうな武勇談もちらほら(当時だから武勇談で済むというか)。結局、反省がなかったんですかね