コンピュータ世代論試論

こういう風に分けるのはどうか?

もともとコンピュータ世代論には私は批判的なのにこんなものを提唱するのもどうかと思うのだがふと思いついたので。当然ながら第五世代計画については(この世代分類は元々デバイスで分類したものであり、第五世代計画はそのネーミングの時点でおかしいと考えている)無視している
検索してたら池田信夫氏が → http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/1a529720d99d05f354e96d4b82a1b331 第4世代言語云々とか全くわかってないことがバレバレのことを書いているのを見つける。第4世代言語こといわゆる 4GL(wikipedia:4GL)と第五世代計画には何の関係もない(確かにデバイスで分類するコンピュータの世代分けより、論理型というプログラミングパラダイムを推し進めることを企図した第五世代計画は、4GL の延長にあると考えたほうがいいのかもしれないが)。それと、今日広く使われている SQL も 4GL と考えるのが普通なので、「(結局そうならなかったが)」という論評も失当だし、ていうか 4GL が「次世代の主流と考えられていた」なんて、誰が考えていたの?
話を戻すと、このように分類すれば使用するデバイスのテクノロジによる分類ということで一貫しているし、マイコン時代をうまく新世代に分けられると思うわけだがどうだろうか
第3世代と第4世代の分類がいまいちあいまいな点は今後の課題(いやまぁ厳密なことを言いはじめるとSystem/360の「SLT」はディスクリートかICかとかきりがないが)
(以下 2011/Dec/8 加筆)
『計算機科学の発想』pp. 68〜69 によると、データメーション誌の1961年の広告と1965年の広告に第三世代という表現がみられるという。前者は UNIVAC 1107 の広告で、後者は RCA スペクトラ70 の System/360 に対する比較広告である