ネット濫用者を支持し、まっとうな批判者を「中傷」として罰する判決が出た

紀藤先生が記事にしているが http://kito.cocolog-nifty.com/topnews/2010/03/asahicom-----72.html
前世紀の末にやたらめったら多数のメイリングリストspam行為を行って(たとえば http://lists.w3.org/Archives/Public/www-html-editor/1999JulSep/0038.html に残っている)顰蹙を買ったディプロマミルイオンド大学、その創立者と同じ人物が率いる右翼カルト日本平和神軍、そしてさらに同一人物が最大(51%)の株主だった、ラーメンチェーン「花月」を運営するグロービートジャパン
(現在イオンド大学グロービートジャパンの「花月ビル」に在る)
この三者が、表向きは関連を隠しているのを暴き、「公益にかなった」ウェブページを開設していた次瀬氏を、名誉棄損で告訴した、というのがこの裁判で、(起訴されたら99%有罪という日本の司法から考えれば不思議ではないが)地裁でこそ無罪となったものの、最高裁で有罪が確定となった
さらに腹がたつのが、本来ならば社会悪を糾弾すべき立場にあるマスコミが(おそらくは事件の内情を知りつつ)ネットバッシングのネタにしていることである。赤尾先生が書いている → http://www.akaokoichi.jp/index.php?ID=1739

新聞各社はむしろ,自らが手掛けようとしなかった「調査報道」に,徒手空拳の個人が踏み込んでいった勇気を顕彰してしかるべきなのだ。