メモ・VMware と RTC

(参考 id:dayflower:20071210:1197254725 )
VMware におけるハードウェアクロックが、えらくズレているという現象があった
VMware におけるハードウェアクロックのエミュレーション自体は、ホストのシステムクロックを参照するのだが、ゲストからハードウェアクロックを操作した場合は、オフセットを保存する。VMware は nvram にこれを保存・復帰するため、仮想マシンの再起動にまたがってグローバルに影響する
Linuxシャットダウンスクリプト中に、システムクロックからハードウェアクロックへの書き戻しがあるため、NTP 等で時刻合わせをせずスリープ等で大幅にゲストのシステムクロックがずれる場合、VMware のハードウェアクロックはどんどんズレていく
これを解決するには、VMware の .vmx ファイルに rtc.diffFromUTC = "32400" (CMOS クロックを JST に合わせる場合) という記述を追加しておくと、VM の起動時に常にホストのシステムクロックに合わせて、ハードウェアクロックが設定される
(VMwareの技術文書とかに当たってはいないので詳細の保証はしません)

そんなこんなで VMware 上の Linux では rc.sysinit と シャットダウンスクリプト中にある hwclock は無効化したほうがいいんじゃないかと思うわけですが、/etc/sysconfig/clock に書く設定次第で止められるようにとかそういう風にはなってないんですなこれが。Vine での話なので (なぜ Vine ?) ディストリによっては違う鴨
sysinit のほうはもしかしたら止めちゃダメかも (RTC がローカルタイムか GMT かの判別を rc.sysinit での初期化に任せてるかもしれない...というわけで実践しようとする人は自分で確認してからやってください)