仁義の話とルールの話

ITmediahttp://www.itmedia.co.jp/news/articles/0702/05/news046.html この記事
現在必要とされている議論からは、微妙に話題そらしだと思う
嘉門達夫さんの、替え歌に関する話は、言わばプロ同士の仁義って奴だろう。業界で札付きとなれば干されるなりなんなりの社会的制裁も考えられるわけで、そういう意味でこの例は、現在焦眉となっているルールの話ではない
残念ながら、文化の奥深さ(?)が試されるのは、もっと際どいところ、批判精神に満ち溢れたパロディを容れられるかどうか、だろう
さらに言えば、パロディもへったくれも無くて、要はカネが取れそうだと思える所からは何が何でも取らないと気が済まない人達と、どう折り合いを付けるか、というのが現在の目の前の問題で、極端な話、文化についての議論など今のところは何の意味もない
コミケット叢書

を読み返してみたが、やはり必要な議論はあの時に出尽している。YouTube という黒船が現れるまで、まともな議論にかかれなかったトホホさは今さら嘆いても始まらない