情報処理

『計算機屋かく戦えり』によれば、和田弘さんが、「情報処理」という名前にしろと言ったのは自分だ、とかいろいろと書かれてるんだけど「計算機を使う数値計算の専門家が、コンピュータは自分たちの道具だよという顔をしてのさばっているのがしゃくだったからでもあるんです。おまえらが使う機能なんてごく一部分だ、計算なんかと関係なく処理すべきことがいくらでもあるんだと、そういいたかったんですね」とか
注にはこうある。「情報処理学会」情報処理国際連合(IFIP)加盟を目指して60年4月に設立された。コンピュータおよび情報処理全般にわたる研究、開発、教育、標準化などを目的とする。名称については当時、「情報処理」はスパイ活動などを連想されると反対が多かったが、山下英男氏、和田氏らが押し切ったという。