不確定世界の探偵...

読んだ

不確定世界の探偵物語 (創元SF文庫)

不確定世界の探偵物語 (創元SF文庫)

タイム・リープ』とか『サマータイムマシン・ブルース』、そいやこのまえ読んだハインラインさんの『時の門』もそうだけど、時間モノの一つのスタイルとして、収まるべき結果に収まる、という奴がある
で、逆に、干渉の結果、目の前の現象がずるっと時滑る(誤入力を変換したら面白い結果になったのであえて使ってみる)というスタイルもあるわけで、思いつくところでは『ドラえもん』には時々そういう話があった記憶があるし、先日のルパンでも(元をたどると昔のテレビシリーズ作品だが)そんなのがあった。あと『タイム・バケツ』という知る人ぞ知る...
というわけで本作。時間的な干渉の結果、現実が改変されるような世界で、探偵なんて商売あがったりじゃないのかと思うとさにあらず、現在に影響を与えることはできても過去の雑誌記事とかはうまくすると生き残ったりするようで、ただまぁ主人公はひたすら巻き込まれ型であるわけですが
てか、『不確定世界の探偵紳士』(ウィキペディア:不確定世界の探偵紳士)って名前を見掛けた時、確かなんか元ネタが...と思ったのだけど、これの近刊予告を見るまで気付けなかった orz
鏡明さんの作品を読むのって、大逆襲を別にすると、(『変態の方程式』(google:変態の方程式)を読みたくて買って、『カッチン』で大和眞也さんのファンになった)大陸書房の『てめえらそこをどきやがれ!』( ISBN:9784803318746 )収録の『カリフォルニア・ゲーム』以来かなぁ