プログラミングとコーディング

「コーディングって呼ばないで」( アクセンスのおまけ - DoNotSayCoding )という話があったのだけども、ちょっと、特に「コーディング」という言葉のニュアンスを外しているように思うのでちょい書いてみたい

プログラムのことをコードと呼ぶ語源

ソースコード」や「疑似コード」のように、今日プログラム一般を指して「コード」と言うことがある。これは(出典を覚えていないのだが)、プログラミング言語以前、機械語でプログラミングしていたころ、プログラムは、それがわからない人から見れば暗号のようなものだ、ということで、プログラムのことを「コード」と呼ぶようになったのが引き継がれて今日に至るものであり、単に「符号」という意味ではない

コーディング、という言葉のニュアンス

確かに、ロジックができあがっていて、それを機械的にコードに落とすだけ、というニュアンスもないではない。用例としても、「コーディング用紙」「コーディング規則」のように機械的な作業の雰囲気がある
しかし、例えば TopCoder という名前のプログラミングコンテストがある。また、メガデモ等でスタッフの肩書で coder を自称する例もある。いわゆる「バイナリアン」的な、「ガリガリ」プログラミングする、というニュアンスも「コーディング」という言葉にはあるように思う