ブームの後

id:koutyalemon さんが息切れのようなので、ちょっとばかし書いてみたい
と言っても 10 年近く TRPG から離れた身、直接 TRPG の現状について語れるだけの用意はなく、趣味系一般のメタ的な話が多くなってしまうのはご容赦いただきたく
まずは先日の書店員さんの日記から。id:Siphon:20070516:1179338973 によれば、新人が入ってきてない模様
創世期〜興隆期には、その手の本の品揃えが良い店にお願いしてコンベンションのチラシを置かせてもらって、というような働きかけはゲーマーの側からあったものだったわけだが、ブーム以降からの経験しかないと、そういう草の根的拡大活動の呼吸というか間合いは難しいのかもしれない
あと、ブーム前の拡大期にあって、現在無いものと言えば、一般コンピュータゲーム誌の TRPG コーナーがそうなのではないか?
ORG の大貫昌幸さんがベーマガでやっていた連載(あれが無ければ私が TRPG に興味を持つことはなかったと思う)とかのような。とは言えベーマガも消えて久しく、TRPG の記事が載るにふさわしいのは... ログイン?
他、TRPG に限らないわけだけど、オタク系趣味のコミュニティ存続のために必要と私が思うものを挙げてみる

  • (通常の雑誌流通に乗る) 雑誌

できれば2誌で片方は月刊。季刊は苦しい。メインな情報はどちらの片方でも済むように、かつ得意分野の住み分けができてるとよい。あと、待ち合わせの目印として手に持つのにふさわしい装丁であること(重要)

  • とりあえずこれを読め、これをやれ、と言える作品

良い入門書と、オールタイムベストに挙がるような作品が通常の流通で入手可能であること

  • 中心となるようなイベントか団体

SF 大会がわかりやすい例でしょうか
こうやって列挙すると、個人でできること、というと買い支えしかないような気もしてきますが
(追記: 自分でも少々あんまりだと思ったのでフォローを書いた→id:metanest:20070524#winter2 )