同人誌と表現を考えるシンポジウム

STRIKE HOLE 穴日記 - 5月19日「同人誌と表現を考えるシンポジウム」
2000 年の「マンガと著作権に関するシンポジウム」の第1回の時は高河ゆんさんだったよなぁ、とか思い出す(見に行った)
あの時もメンバーを変えて(2回目は法律の人を入れた。どっちかというとそっちのほうが行きたかったけど行けなかった)やったけど、今度のも1回目の反響によっては2回目とか、考えてるんだろうか
で、そこからたどって
三毛猫が出かけた こみけの話 - さてさて、業界のトップが雁首揃えて何を語るのか
ちょっと嫌なことを書くことになるけど、今回のシンポジウムを知った時、「ああ、このタイミングか」と思った。もちろん児ポ法改正もあるのだけど
コミケットプレス」の創刊号を保存してるか、総集編1を持ってる人は、その特集「自主規制」で米澤さんのインタビューにこんな発言があるのを確認できると思う(「総集編1」p. 6)

*1:あと、今回の座談会*2の中の一意見として、イベンター同士が横のつながりをもって、規制を統一してくれたほうが有り難いし、サークルも印刷所も楽だという話が出たんですけども、実際可能なんでしょうか?
米:自治体によって、条例が全部違うといいましたけども、そういうことになってくると、横並びで同じものを決めてどこでも通用するものを作ろうとすると、一番厳しいものにならざるを得ないんですよね。(中略)あと、もう一つはそれぞれの主催者の考え方ってのが、同人誌あるいはイベントに対する考え方ってのが違いますから、それを統一していくってのはなかなか難しいことだと思います。で、そうした時にたぶん出て行ってやらなくちゃいけないのがコミケットってことになるわけで、そういう形になるとまた覇権主義とか一括化みたいな形でコミケがモロかぶることになるわけです。(中略)そうすることによって逆にサークルにとって表現の自由さというものが失われていく可能性が高いですよね。

もう一つ積み残された大問題、徹夜組のほうもそろそろ手が打たれるんじゃないかという気がするのだけども

*1:引用者注:準備会スタッフ横川さん

*2:引用者注:1994 年 10 月 2 日のイベント中止をうけて開かれた座談会。インタビューの前に掲載