イノベーション 25

中間とりまとめを見てみた
技術予測としてはこんなとこだと思う。目標はいいとして、重要なのはここから先の、具体的な施策へどう落とし込むかだろう
折しも、赤の女王とお茶を - アメリカの科学教育は76ヶ年計画で着々と進行中。( id:sivad:20070224#p1 )という話があったばかりであるが、もうひとつ、ハッシュ関数のことを調べていて驚いたのがウィキペディアの NIST についての記述
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E5%9B%BD%E7%AB%8B%E6%A8%99%E6%BA%96%E6%8A%80%E8%A1%93%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80
要するにこれは 21 世紀の軍の一種ではないか、と思った(個人的には「洗脳社会」(byオタキング)に対応した第3の軍ってのも必要と思ってるがそれはさておき)
日本でも、JSA が試料等を販売しているが(標準試料等)、例えば「乱数サイ」( http://www.webstore.jsa.or.jp/lib/lib.asp?fn=/qc/qc14_02.htm )が 20 面ダイス3個で ¥3500 もしたり、いまいち知られてない→売れない→高い→売れない→知られない、という感じだったりする
さらには、医療崩壊と教育崩壊とを食い止められなければ、全てが砂上の楼閣となるであろうことは間違いない
個人的な記憶にある限りでも、いじめ問題は“「生きジゴク」になっちゃうよ”から 20 年。医療問題も『北洋船団 女ドクター航海記』( ISBN:9784087750768 )に(麻酔科医の視点から)書かれていたことが解決されないまま 20 年、ちょっと大きな事件がある度にスケープゴートを吊るしてそれで終わりにしてきているように思う
究極の原因を追ってそれを根本から解決しようという発想が危険なことは確かだが、一方で目前の問題をスケープゴートに被せて終わりにしていては何も解決しない