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process reaperの実験

procctlという、プロセスの属性の一部を制御するAPIFreeBSD 10で追加されたものですが、10.2 でそれに reaper facility と呼ばれている機能が追加されました。基本的な機能性はLinuxを参考に(Linuxでは prctl(2) というAPIです)、APIの設計はDragonflyBSDをベースにしており、manページもFreeBSDのものよりDragonflyのほうがわかりやくす書かれていますから、そちらを参考にすると良いでしょう。こちらのメイルから始まるスレッドもご参考ください https://lists.freebsd.org/pipermail/freebsd-arch/2014-December/016437.html

process reaperとは、子プロセスを作った場合の親プロセスのように、子プロセスが終了してゾンビになった後で、それに対応するwaitシステムコールを発行するプロセスのことを指します(ゾンビの魂(?)を、死神の鎌で刈る(reap)というイメージですね)。しかしこれらのAPIでは、Unixにおいて PID 1 の、通常は init が(あるいは近年のmacOSLinuxでは違いますが)受け持つ、親プロセスが先に終了したようないわゆる orphan プロセスの親となり、それらが終了した後に wait を発行する、という権利と義務(?)について、init になり代わる、という機能を扱っています。

procctlという関数名ですが、manを見るときは同名のコマンドと被ってますので、man 2 procctlのようにして参照する必要があります。

次にサンプルコードを示します。

最後のほうでforkしていて、子プロセスのほうからはxtermを起動していますので(xtermが無い環境の方は適宜修正してお試しください)、そのxtermの中のシェルから sleep 100 & など適当に時間のかかるプロセスを起動しておいてからxtermを終了し、別のターミナルなどから ps -d などで確認すると、orphan プロセスの親になっているのが確認できるかと思います。

この機能、軽量コンテナのインスタンス毎のinitとして、とかに使うためのものだろうかとか思ってますが、どうなんでしょうか? (あるいはデーモンマネジャのようなものを実装するのにも使えそうですが)