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チカチカするランプ

'80s以降の「そろそろおっさん」より若い世代には、ランプがチカチカしてるコンピュータと言えばコネクションマシン( http://people.csail.mit.edu/bradley/cm5/ )だと思うが(いや、そもそも平成生まれだとコネクションマシンは知らないか? なお私が知ってる範囲では、会津大に(静態だが)保存展示されている)、それはともかく、唐沢なをきさんのこのツイートを見てうーんと唸ってしまった。


このようなランプをマンガやアニメや特撮でよく見る、ということに異論はない。問題は、それなりにいろいろ実機の写真は見ているつもりだが、思い当たるものが無いことである。
もちろん、チカチカするランプが、ぐるぐる回る磁気テープのオープンリール等と同様、コンピュータの代名詞だったことには異論は無い。blinkenlights という有名なジョークもあるほどである( http://catb.org/jargon/html/B/blinkenlights.html )。また、1970年代以降(?)、コンピュータが組込まれた機器のコンソールとしてこのようなボタン兼ランプの格子状の配列はよく見るようになってはいる(例 https://www.flickr.com/photos/telstar/10439731 )。あと、カシオ14-Aの表示部はちょっとそれっぽい感じがある( http://www.casio-calculator.com/Technology/Display/displaytypes2.html )。
しかし、問題は'60年代ないしもっと以前の、初期のコンピュータのランプとしての違和感は次のような点になる。

  • そういったコンピュータのこの手のランプはたいてい丸い
  • 数が中途半端
    • ステータス表示(正常or異常、といったような)用としては数が多いし、このように並べては見づらい
    • レジスタ表示(当時の主な用途は数値計算だったので、桁数はわりと多めだった)用としては数が少ない

丸いのは要するに製造上の理由であろう。単価がべらぼうに高い商品であったとは言え、一台に対しての数はそこそこ多く、しかしコンピュータ自体は量産と言うほどの量産などまだまだ先の話だった当時、いちいち専用の半透明の四角パーツや角穴が開いたパネルを生産するわけもなく、汎用品の丸いパーツと、ドリルで開けるだけの丸穴で済ませたのだと思われる。いくつかの機種の画像にリンクしておく。

2枚目の IBM System/360 中央下部にある数個のスイッチは(確かランプも入っていたのだったと思う)、少しそれっぽい。このスイッチ群はIBMコンピュータのアイディンティティ的存在だったらしく、元祖本家Fortranのマニュアルの表紙に見られる( http://www.computerhistory.org/collections/fortranarchive/http://commons.wikimedia.org/wiki/File:Fortran_acs_cover.jpeg )。
IBMのこのコントロールパネルはカッパ版『日本沈没』の章扉絵にもある。